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アンソニー・マン「ララミーから来た男」の仰角ショット

BeauMale
2012.2.12

アンソニー・マンの西部劇は子供の時幾つも見ているはずだが憶えているのは「ウィンチェスター銃'73 (1950)」、「胸に輝く星 (1957)」位しかない.何万挺だかに一挺という手作りのウィンチェスター銃があってそれがウィンチェスター銃'73と呼ばれそれを巡る物語がこの「ウィンチェスター銃'73」、鉄砲が好きな少年はこの映画には飛びつく.もう一本は若者に銃の撃ち方を教えるというのが「胸に輝く星」であってこれも自己投影しやすい映画である.DVD でこの「ララミーから来た男(1955)THE MAN FROM LARAMIE」を今観て憶えているような憶えていないような、折角アパッチが登場するのに戦闘がないと、これは地味な西部劇と当時は思ったのかも知れない.

TYouTube - The Man From Laramie Review 予告編


映画は馬車の荷列が進むのを横からロングで撮ったシーンで始まる.最初これは幌馬車隊かと思ったがそれにしては幌が小さいなと思う間もなく幌だと思ったのが荷物だと解った.それにしても背景の景色の美しさは何であろう.この映画は画面の横幅の広いシネマスコープでアンソニー.マンは初めてこの映画で採用したという話である.ハリウッドではこの 50 年代の半ばには映画の斜陽が始まっていて、こういう大型画面で観客を取り戻そうと始めていた.人間の堕落をそんな堕落した方法で戻すことなど到底出来なかったが、その広い画面をアンソニー・マンは余すと来なく活用している.

The Man from Laramie Hosted by Picasa

先頭の馬車にはジェームス・スチュワート演じるロックハートが一行の指揮を執りここで宿泊と命令を出す.一寸観た感じ木陰があるわけでもなくどうしたことかと思っていると隣の部下が日の暮れない中に行けるところまで行こうと提案するがここで良いのだと譲らない.

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彼は一人馬車を降りてどんどん道を外れて歩いて行ってしまう.

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進んで行くとインディアンに襲われた後のように馬車などが黒焦げに焦げているのが散乱する場所へとやってきた.そこに打ち捨てられている黒焦げの騎兵隊の帽子を手に取り遠くを観る.背景には岩山が連なっている.

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この一行はララミーからこのニューメキシコのある街にそこの雑貨屋の注文である品を届けに来たのである.代金は先払いで街にたどり着いてその注文した店に入ると、人が一人もいない閑散とした店で、梯子の後ろから撮るという変な構図でロックハートは店内を見回す.

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何か入り用かと声を掛けてきたのはインディアンである.この店に入るときも入り口にはインディアンがいてロックハートは彼らに会釈して入って行くが、この街はインディアンが多く、当時の西部劇では白人のインディアンに対する差別が描かれるがこの映画ではそれが全くない.この店の主人はどこか訊くとインディアンは二階だという.

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二階に階段を登ると画面は切り替わり二階の室内になり外からノックの音が聞こえるが誰も出ず、ロックハートが入ってきて呼ぶとこの女性が出て来た.主人を捜しているというと私が主人だという.三台分の荷物を運んできたというと、来なかったら良かったという.代済みで待っているかと思って来たのだが、おあいにくといえばお茶を誘われる.

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西部劇ではコーヒーしか飲まないのにと思っているとここは父が東部の建物を移築したのだと言われる.だからお茶なのである.彼女の名前はバーバラ(キャシー・オドネル)である.お茶の礼を言って荷物を降ろして棚に並べると言って彼は出ていく.

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下に降りると彼は壁にウィンチェスター銃 が掛かっているのに気付く.手に取って見ていると先ほどのインディアンが出て来たのでこの銃の入手先を訊くとインディアンが品物との交換に持ってきたという.そのインディアンは何処でこれを手に入れたかを訊くが何も言わなかったと入手先は解らない.

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この西部劇お茶を飲むというのも人種差別がないというのも他の西部劇と違っていることがもう一つ、普通なら長旅の末、街に入れば先ずは酒場に飛び込むか、娼婦の許にしけ込むか、床屋に入るというのが相場なのだがそれらが全く登場しない.至って禁欲的なのである.仲間達は酒を飲むでもなくポーチでカード遊びをしている夕暮れ迫る暗がりで外はまだ明るく通りを隔てて向こうに教会が見えるロングショットで捉えてそこをロックハートが教会に向かって進んで行く.

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そこでカットが入り下のセミロングの画面になる.こういうタイミングの取り方が実に良い.ロックハートが右から教会から出て来たヴェールを被ったバーバラに近づき話しかける.帰りの馬車が空となるので何か運べるものはないかと尋ねると近くに塩湖があって誰でも塩を取って構わないと言われる.それより早くララミーへ帰った方とも言われる.アパッチの出現で駅馬車も止まっているのだからその方が良いというのである.

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翌日ロックハート一行は言われた塩湖で塩をどんどん馬車に積み込んでいた.すると騎馬の一団が遠くに見え皆心配するが彼らは街の方向から来るのでアパッチではない.とロックハートに言われて仕事を続けていると近づく騎馬の一団が仰角ショットでもう目の前に迫っている.

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彼らは降りてきて銃を向け作業を中止させられる.ロックハートは無料だと聞いているが金なら払っても良いと言うが、よそ者は違う.そういう話じゃないと言って投げ縄を掛けられ地面を引き摺り回される.

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更に、馬車は倒され火を掛けられ騾馬までもが撃ち殺される.

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その上馬までも撃ち殺そうとしたところに駆けつけてきた男に止められる.この乱暴を指揮していたのはデイブ・ワゴマン(アレックス・ニコル)でこの街を支配するアレックス・ワゴマン(ドナルド・クリスプ)の一人息子である.止めに駆けつけたのはそのワゴマン一家のバーブ牧場の牧童頭のヴィック(アーサー・ケネディ)である.ヴィックはデイブのお目付役でもある.

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彼らが引き上げた後ロックハートは部下達に給料を払い帰らせる.この老人はインディアンの血が入っていて彼らからも情報が取れるのでロックハートの役に立ちたいという.彼は軍の斥候をしていたので彼が軍人だということは判るし荷運びが目的ではないことも気付いているという.アパッチにウィンチェスターを売った奴を調べるなら手伝うという.そこで彼は情報集めを依頼する.

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彼とも別れて一人街に向かうこのロングショットの美しいこと.戻ってから彼はバーバラに塩湖での出来事を語ると、さっさとララミーに帰るように忠告したと言われる.彼女はデイブの従兄妹でと打ち明けられる.ロックハートは口説くでもなく彼女を見ていると和むと言った甘い囁きをして彼女もまんざらではない.

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翌日バーブ牧場の連中が牛を連れて街に牛を運んで来た.ロックハートはデイブの姿を認めて飛びつき殴り合いになるがデイブを馬の水飲み桶に殴り倒す.そこにまた、ヴィックがやってきて彼を制するが殴り合いになる.

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デイブが起き上がってその二人を見て拳銃を抜こうとすると、この婆さんが銃を構えてデイブに拳銃を抜かせない.

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二人の殴り合い取っ組み合いは凄まじく馬の足下を転げ回ったかと思うと柵を打ち破り牛の足下でも繰り広げられどちらが勝つと言うこともなく続く.

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そこに止めが入る.バーブ牧場の当主アレックスである.彼はロックハートの言葉を聞いて賠償するから金を取りに来るように言う.

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ヴィックは殴り合いの後バーバラの許に行く.二人は結婚の約束があるらしい.併し彼女はアレックスに仕え彼を信じていることが疎ましい.彼女の父はアレックスの実の弟であるのに裏切られた.ヴィックはアレックスから死んだら牧場はデイブとヴィックに任せると約束されている.彼女の父は約束を守らせることが出来なかったが彼なら出来ると言募る.

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ロックハートの方は助けてくれた婆さんに礼を言うと彼女は自分の牧場に来るように誘う.彼女はケイト・キャナディー(アリーン・マクマホン)で他の牧場が皆バーブ牧場に奪われたがこのハーフムーン牧場だけ頑張って抵抗している.彼女は彼に牧童頭をやって貰いたがっている.併し彼はカウボーイではないし、ここに来たのはまだ若い弟がアパッチに殺されたからだと云って依頼を断る.この池のある牧場のショットは美しい.アンソニー・マンのロングショットはどれも美しい.

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翌日アレックスの所に賠償金を取りに行く.ヴィックの出迎えられ、勝負はまたの機会で引き分けにしようと言うことで握手する.アレックスは至って友好的に彼を迎え、彼はここの牧場はアパッチと友好的だがと鎌を掛ける.アレックスはアパッチには敬意を持って接していると応える.アレックスは彼にここに何の目的出来たかを尋ねるが答えない.その内妙なことを言い出す.君の来ることは予め解っていたという.どういう意味かを聞き返すが答えは得られない

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アレックスが奥の金庫から金を出している間ロックハートはこの牧場は素晴らしいと褒めるとヴィックはもっとどんどん拡張していくと目を輝かす、この構図が縦の構図に収まっている.横長の大きい画面では縦の構図が有効であるとアンソニー・マンは解っている.金をアレックスが数えて渡すとき彼が五十ドル札と百ドル札の区別がつかないことが発覚する.

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そして、この仰角のロングショット.丘の上に馬上のロックハートが逆光で見える.キャメラは寄って誰であるかを確認して今度は切り返して俯瞰で近づいてくる者を映す.

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上からも降りてきて二人は落ち合う.相手は情報収集を依頼した爺さんである.この数日以内におアパッチにウィンチェスター銃 200 挺が届くという情報がもたらされた.

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この出会ったときに爺さんから指摘され、ロックハート自身も気付いていたが誰かに後をつけられていた.帰りに山道でその男を捕まえたが、男は丸腰で情報を売るとだけしか答えない.誰の差し金かも答えず、男は交渉不成立と言って立ち去ってしまう.それから街に帰り人通りの少ないところを歩いていると屋根の上からその男がナイフをかざして襲ってきた.格闘の末に男は逃げてしまった.それをインディアンが屋根の上から眺めていて彼が気付くとすぐに姿を消す.

何事もなかったようにもっと賑やかなところにくると人々が集まっている家がある.入るとバーバラがいて大半はインディアンであるが祭りのように華やいでいる.神父をバーバラに紹介されてブエボロとアパッチの二つの種族のインディアンの違いとか説明して貰う.騎兵隊がアパッチに襲われ皆殺しになってアパッチはウィンチェスター銃を使ったという話を知っているかと訊くと、知っていた.銃の入手経路を聞くと誰か金儲け主義の奴だろうという推測しか解らない.

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この集いは結婚式であった.そこに遅れてヴィックがやってきて自分の結婚の時は遅れるなと神父に言われると正装してきたから今からでも結婚できるとバーバラに寄り添う.

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そこを出ると保安官に連行されてしまった.さっきナイフで襲ってきた男が殺されたという.その容疑者にされてしまった.そこにアレックスが面会に来た.街を出て行ってくれるなら良い弁護士と好意的な判事を世話するという.デイブの母親が死んでから一週間の中何度か夢を見る.よそ者が来て息子を殺すという夢だという.そのよそ者が君にそっくりなのだという.それで心配なので出ていってくれと云う.そんな事は受け入れられずに断るとアレックスは出ていく.彼は保安官事務所を出るとケイトが来ていて話しかけて来て偶には挨拶以外の話をしようかと思ったという.何の話だと聞き返すと、もう良いと言って話さない.この微妙な会話は伏線となる.

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今度はケイトが入ってきて彼女の方が上手だった.巡回判事の釈放命令を貰ってきた.牧童頭になるのだったらすぐ釈放、一分以内に答えなければこの書類を破るという.時計を見て一分を数え始めたのでロックハートは堪らず同意した.釈放されて仕事始めに、バーブ牧場の牛と彼女のハーフムーン牧場の牛が混ざっていると焼き印を押されるので見てきてくれと云われる.彼は早速一人で出掛ける.ハーフムーン牧場は人出がないみたいにカウボーイが一度も映らない.

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仰角ショットでデイブとヴィックが部下を従えてやってくる.

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バーブ牧場の草をハーフムーン牧場の牛を食べているのをデイブは望遠鏡で発見して親父はバーブ牧場の草を食う牛はバーブ牧場のものだと言っていたとたけり狂う.ここに来る前デイブは父アレックスにたっぷり油を絞られヴィックを父が持ち上げているのを聞いたので腹の虫が治まらない.

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一人降りて行ってロックハートを銃撃する.双方岩陰に隠れて打ち合いが始まる.ロックハートの弾がデイブの掌をかすめる.

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手出しをしないでいた部下達も傷を負ったとなると、容赦せず、

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ロックハートを武装解除するとデイブは傷を受けた掌をロックハートに見せて彼の掌を打ち抜く.部下達もさすがにこれには呆れてロックハートを労って馬に乗せてやる.

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街に行くと言っていたデイブが仰角ショットで山に登っていくのが見える.

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頂上の茂みの中に隠した荷車に積み込んだ柵用ワイヤーと書いた木箱を痛む手をかばいながら開けるとウィンチェスター銃が沢山詰まっている.それを確かめると薪を運び火をおこし毛布で煙に間隔を開けて信号を送るようにする.

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併し、ヴィックが彼を追っていた.合図を送ろうとしているデイブを見て慌てて火を消しに掛かる.ヴィックはデイブになんていうことをするのだ、ウィンチェスターをアパッチに渡したら街の女子供を含めて皆殺しになるであろう.というが、デイブはそんなこと知るかと嘯いている.

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結局ヴィックはデイブを撃ち殺すことになる.

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ハーフムーン牧場ではロックハートはケイトに傷の手当てをして貰いその手当ては軍医並みだと言うと軍医に見て貰ったことあるのかと言われ軍人であることがばれるので見ていただけだと答える.ここにはバーバラも駆けつけていいる.ケイトはアレックスと婚約していたが解消されたと昔話をする.バーバラからまだ未練があるかと訊かれてバーブ牧場とだったら喜んですると上手く逃げる.介護を命じられたバーバラはロックハートに心が奪われそうな自分をもてあましてロックハートはそれを見て楽しんでいる.

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街ではデイブの葬儀が営まれて、殺した犯人は誰しもロックハートだと思い込んでいる.ヴィックがそう言いふらしたわけではなく寧ろ彼は自分だとは言わないまでも血気に逸る部下を押さえている.アレックスは一人で行くからと馬にまたがる.

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そして、ハーフムーン牧場にやってきた.ロックハートは身構えているが何もしない.アレックスは馬上から何発も撃つがドル紙幣の数字が読めないほど目が悪くなっているアレックスには命中させることは出来ない.馬の前に立ち尽くす彼に馬は後ろ足で立ち上がったものだからアレックスは落馬してしまう.殺したのは自分ではないというロックハートの言葉を信じたのかどうかアレックスは憮然とした様子で帰っていく.

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情報を持ってくる爺さんが二度目の報告を持ってきた.一台きりの馬車の轍があってそれが山の麓で消えているという.二人は轍を追って探索する.

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一方、アレックスは帳簿を調べていて不審な点を発見する.馬車一台分の柵用ワイヤーという項目があるが値段が高すぎるし品物は受け取っていない、これは何だとヴィックに聞くが黙っている.まさか息子が幾ら馬鹿でもウィンチェスター銃をアパッチに売るようなことまではしないだろうというと、あなたがそう思うならそれでよいとヴィックは答える.この辺りで隠せる場所は見当がつくと探しに出るので、何とか止めたいヴィックはついていって、彼が山の頂上を目指しだしたのでそれを止めようと揉み合いになってアレックスが崖から落下してしまう.

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ロックハートは馬車の轍を辿り山に差し掛かったところで気を失ったアレックスを発見してハーフムーン牧場に運ぶ.医者の診断では意識不明だが命に別状はない.但しかなり進行していた目はこのショックで一気に悪くなって失明だという.対角線上に部屋一杯に四人が並んだこの構図は凄く感心する.

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後からヴィックが血相を変えてやってきてすぐにもアレックスに会おうとするがそれは止められる.ケイトが一人アレックスの寝ている部屋で介護して他は誰も部屋に入れない.ほらね、さっきは四人で形成していた対角線が三人になるとこういう風に崩れて三角形になる.こういう所が素晴らしく面白い.暫く経って意識を回復したとケイトが出て来た.ヴィックは勢いよく立ち上がるが呼ばれたのはロックハートである.アレックスの意識はしっかりしていて、夢の男はヴィックだと分かったという.全ては葉あいつが悪いと云うことになった.部屋から出たらヴィックは姿を消していた.

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ロックハートはヴィックの後を追うべく飛び出して行く.それを見送るバーバラはこんな風に木漏日ショットとでも言ったらよい撮り方で複雑な内面を描こうとしている.こういうショットはこの映画を通じてこれだけなので驚かされる.

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最早これまでと自棄になったのだろう、ヴィックは合図の狼煙を上げていた.それを待ち構えていたアパッチがやって来る.

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ロックハートが狼煙を上げているヴィックに銃を向けて荷車を押して崖から落とすように押させる.途中木に引っかかったのはロックハートも協力して方向を変える.

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そしてこの凄い仰角ショットで荷車は今にも落ちそうである.アパッチは下でこれを見ていてこれはアパッチの視線である.荷車は落下して爆発してしまう.

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ロックハートはヴィックを殺そうと銃を向けるが止めて何処へなり行けと逃がしてやる.併し彼は映画として罪は償わないとならない.アパッチに囲まれ銃で撃たれ最後に矢を射られる.

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盲目になったアレックスはケイトの助けなしでは生きていけない.二人は結婚することとなる.もう一組はそうはいかない.西部劇の掟として英雄は去らなくてはならないのである.

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ジェームス・スチュワートをナイフで襲ったあの男のことだけは闇に葬られた.きっと時間の制限で話しはなくなったのであろう.全部除くとジェームス・スチュワートが牢屋に入れられる切っ掛けが無くなってしまう.この話、シェークスピアーのリア王だと書いている文章を読んだ.リア王に三人の娘ならず息子である.そういう解釈は面白いが映画の話ではない.この映画はロングショットと仰角ショットの素晴らしさである.

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