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成瀬己喜男のカットについて

BeauMale
2014.5.13

成瀬己喜男の映画はバブルがはじけるまで銀座にあった並木座で毎年一月が小津特集で二月が成瀬己喜男特集だったと思うがそれを観に行って観たもの、有名な、「妻よ薔薇のやうに (1935)」や「めし (1951)」や「山の音 (1954)」や「晩菊 (1954)」や「浮雲 (1955)」や「乱れる (1964)」と云った映画しか知らなかった.ある時日本映画チャンネルで成瀬己喜男特集を放映してそれを昔からの友人が録画してコピーを沢山貰っていた.成瀬は多作の監督でその数は凄いのだが最近せっせと観だして、今感心しているのは繊細な照明とカット割りの素晴らしさである.その一部を以下三本の作品から拾って並べてみたのである.どれも割と固定画面が多くカットのリズムでで来ている映画である.


最初の作品は「春の目ざめ (1947)」であるが話の内容よりもこの映画のカット割り照明も素晴らしいものであった.この映画何処か東京ではない山が近くに聳える地方都市の話であるが中学生の女の子と高校生の男の子の性への目覚めを扱ったものである.1947 年というのは今から六十七年前である.当時の若い子達の性意識というものが現在とはこんなに違うのかと驚かされる.

主人公は中学生の久我美子で彼女は小さな妹がいて両親と暮らし女中が一人いたが彼女が若い男と会っているのが噂になって久我はその事に好奇心を持っているが娘のために良くないと解雇される.その理由を親は隠しているが娘は気付いている.最初の方で学校で健康診断の場面が出るが生徒達は胸囲を測られるのを嫌がっている.併し、ひょうきんな生徒が、当時は中学以上では公立の学校でも男女共学ではなく女子中学であるが、黒板にこれは誰々さんと云っては正面向きのバストショットの絵を描いて乳房を人によって大きさを描き入れて皆はわいわい大喜びだが教師が入ってきて慌てて消すといったエピソードが語られる.学校の廊下にいやらしい絵が落ちていたと云って全員の机の中が調べられたりする.久我美子の仲間は二人いて一人は飯田蝶子の芸者屋の娘でもう一人は眼鏡を掛けた女の子である.芸者屋の子には高校生の兄がいて彼は哲学好きで眼鏡の子と良く話をしている.彼の仲間には病院をやっている志村喬の息子ともう一人寺の離れを借りて絵描き志望の高校生がいる.この女三人男三人組が何時も一緒にいて、芸者屋は煩く云わないし開放的なのでそこに集まっている.医者の息子は小説を書いていて久我美子は彼が好きであり、彼の方も彼女が好きである.

試験の前、何時ものように集まって高校生が中学生に勉強を教えている.だが医者の息子は小説の執筆中で来ていない.久我美子には絵描き志望の男が教え彼は山を当てる天才でお陰で翌日の試験彼女は問題が全て解けこのところ不振であった成績が挽回出来た.彼女は寺にお礼に一人出掛けると彼は丘の上で絵を描き上手く出来たので大声を上げて草の上を転がり回っている.彼女も付き合って転がったが二人がその姿勢で肌が触れたら彼はいきなり彼女にキスをした.さあ大変である.最近同級生の一人が妊娠したという事件が起きている.彼女は妊娠を恐れていた.育児書のようなものを読みあさるが性の秘密は解らない.母親に赤ん坊はどうやって生まれるか問い詰めるが応えてくれない.病気でもないのに寝込んでしまった.医者の志村喬が往診に来るが彼には理由が解っている.妊娠した女子中学生の母親が堕ろしてくれと頼みに来たところである.彼は息子が心配で性の専門書を彼に与えていて何でも相談するように云ってあった.息子はある日父に久我美子が好きだと打ち明けていた.志村は彼女が思春期の悩みが原因と診察してそうした様々を教えた方がよいと忠告して帰る.志村喬と久我美子の父は囲碁仲間であった.

医者の息子も性の問題を抱えていた.彼には直に結婚する姉がいて姉の結婚はこれまで隠されていた性がむき出しになることである.姉が何時も快活であることが彼には信じられない.彼は性についての知識はあるがそれが自分の近くでむき出しになるのが耐えられない.以下のシーンはその姉が結婚後始めて家に戻って来たときのシーンである.

彼は小説を書いている.部屋の外の廊下から撮っている.そこにすっと和服姿の女性が入って来る.

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切り替えされると姉である.「浩ちゃん、今日は.」

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の声に弟は振り向き嬉しそうに「あ、姉さん.いらっしゃい.」

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姉は「元気?勉強?」と歩きながら声を掛ける.姉は座って机のものを覗き込む.弟は机のものを慌てて隠すので、姉は「なあに?」.弟「何でもないよ」と応えると、「おかしな人.もうじき休暇ね.何処かに行くの?」と話題を変える.「まだ分かんないよ.姉さん達何処かに行くの?」と弟から尋ねる.「行かれそうもないのよ.」と姉.

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カットで「どうして?円満なのかい?」と弟、この言葉は精々性的な意味を隠している.

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「嫌だわ.生意気云って.」応じる姉もその意味は解っているが彼女も知らない振りをする.

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姉はすっと立ち上がり、出窓に腰掛ける.弟の沈黙に、姉は「どうしたの?」.弟は性的交わりを知ったのに今までと変わらない姉を不思議に想って「姉さんちっとも変わらないのだね.」と云うと、姉は「あら、何が?」ととぼける.

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弟は「結婚してもそんなに変わらないものかな?」と戸惑った感じで云うと、

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姉は「嫌な浩ちゃん.」と弟の心の内が解っている.

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言い終えるとさっと姉は立ち上がり、振り向いて、「下にいらっしゃい、お土産があるのよ.」.弟は、「そうかい.」と応えて部屋を出る姉を見送り、じっとはしていられないかのように体操をする.

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この後、姉は階下で母親と合流してそこに父が出て来て久々の娘に眼を細くすると、母は父が早く孫の顔を見たがっているというのを弟が二階から押し黙ってじっと会話を聞いて無表情でいる.孫云々と露骨に性が侵入している.

部屋の中の光源は弟の勉強机の真上から下がった電球と外からの柔らかい日差しである.この外からの柔らかい日差しは成瀬の得意とする所である.会話する二人にも部屋の壁にも柔らかく光が注ぎ部屋の外の映ってない無い窓からの日差しも障子に当っている.最後の所で部屋の中央にはもう一つ電球があるのが解る.これは点いていない.実に細やかな表現とカットのタイミングの的確さである.この映画、こうした日常に決して露骨ではなく性が露出するように出来ている.驚くばかりにエロチックな映画だと思う.特に大きな事件も起きない春から夏にかけての少年少女達の日常を描きまた季節感も良く出ている.このシーンだけが特別良いというわけではなく偶々印象深かったので書いたが至る所に繊細さが光っている.


次の「舞姫(1951)」も殆どの画面が固定画面でそのカット割りが実に見事である.これの複雑な粗筋を書かないで一つのシーンのカット割りだけを観てみたい.尚、この作品は川端康成の「舞姫」の映画化で脚本は新藤兼人である.粗筋については 舞姫 (川端康成) にあるがほぼ原作通りで大家のお嬢さんでバレーのプリマドンナであった高峰三枝子とその家の書生であり彼女と結婚した東大の国文学者で日本美術の批評家である山村聡は冷え切った夫婦で、東大生の息子片山明彦、母の期待のバレリーナの娘岡田茉莉子の四人が北鎌倉の以前はその大家の別荘であった家に住んでいる.高峰美枝子には実家の離れを以前借していた心の友二本柳寛がいる.

ある日、高峰三枝子、岡田茉莉子、二本柳寛の三人がバレーを観に東京に来ていたら、高峰の昔のバレーのパートナーであり岡田にとっては戦争中にパートナーとして踊った恩師が来ていると云う情報で席に行くと帰った後で、高峰と岡田は東京駅までいくが恩師はいない.岡田はどうしても会いたいと戦災で足を怪我した恩師はバレーを止めて伊東にいると聞いていたので会いに行くと電車に乗る.電車の映像で直ぐ後がこれである.伊東に向かう東海道線かと思ったが横須賀線なのだろうか区別が付かないが、自宅に戻る高峰美枝子が暗い一本道を手前に進んで来る.

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そしてふと立ち止まると待ち伏せしていたのは今日も一緒に出掛けた二十年来の心の友二本柳寛であった.

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高峰は「こんな所までいらしていけないわ」と言葉を発する.彼女の服に木の葉の影が映っている.

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そして彼女がバストショットで大きく映される.彼は二十年来の恋心に耐えかねてきたのである.

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次のカットは奥に江ノ島を望む鎌倉の海岸である.引きの逆光で高峰が先に砂浜に下りて行き後に二本が従う固定画面.

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次に二本だけのショットになったと思うとカメラは二本の進む左方向に彼の歩調にあわせてゆっくり移動して立ち止まっている高峰に追いつき二本は高峰の顔が見える位置に回り込む.そこまでがワンカット

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そして二本が高峰を軽く抱き寄せると画面はアップになって、彼女があなたといると辛いのだと言う事を云って二人は言葉を交しそれが切り返しで捉えられる.

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彼女は彼から離れようとする瞬間にカットで高峰が海の方に彼から離れていくのがロングショットに変わる.

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バストショットに替わり一瞬躊躇したが二見はもう一度彼女に近づき、長年あなたのことは大切に思っていたがあなたの心のままだと云って、お休みを云って離れる.

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その離れるところは引きの画面である.

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離れていく二見を見詰める高峰.

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宵闇の中見えるのは彼の背中のシルエットである.

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そしてもう一度キャメラは高峰に戻って今度は全身像でそのまま闇の中にフェイドアウトする.

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このようにほんの短いシーンが何とも成瀬己喜男は繊細極まりない撮り方をする.


次の作品は「あらくれ(1957)」であるがこれは原作徳田秋声の同名の小説である.舞台は大正の初めの主に東京であるが街の至る所物売りが口上を述べながら歩いていて、この頃の東京を撮った写真はあまり観たことがなかったのでその面でも面白かった、映画の後半で自転車が登場して他に乗る人もいない自転車を高峰秀子が洋装で颯爽と乗って道行く人が皆振り返るというのも珍しい光景であった.

元庄屋の両親に虐められた高峰秀子は農家に里子に出されていたがそこの作男と無理矢理結婚させられるが婚礼の日に逃げ出し罐詰屋の上原謙と結婚する.上原は高峰の前の男の籍に知らぬ間だが入っていると云っては散々いじめ抜かれる.彼とも別れて山の旅館をやっている森雅之の許で女中のように働くが森雅之は妻が病気で家にはいないのを良いことにいい仲になっている.この森雅之金縁眼鏡で以下にもひ弱そうな男を演じている.併し村の有力者の外聞が悪いという言葉でもっと奥地の温泉に追いやられる.そこに実の父東野英治郎が強引に東京に連れ戻し姉の許で暮らす.そこで内職に洋服の仕立てをやっているが腕がよいのと交渉上手で洋服屋の加藤大介に見込まれて妻となり、店は繁盛するが繁盛すると夫は途端仕事をしなくなって潰れてしまう.包み一つで店も住居も無くし、夫婦は別々に暮らす.たが高峰秀子の才覚でまた店を持てることになり夫も戻って職人を置いて店は繁盛する.高峰秀子の仕事は集金と営業である.それに自転車が使われる.山で出会った森雅之は度々東京に出て来て逢瀬を楽しむ.併し彼は病に冒されていた.店のための金も彼から借りたものであるがある時それを返しに山に行くと彼は死んでいた.

東京に戻った彼女は人力車で停車場から自宅に戻ると夫加藤大介が人力車で出ていくところである.彼女は密かにまた人力車で後をつけると夫は一軒の家に入って行く.そこは彼の妾宅でその女は高峰秀子の知り合いでもあった.彼女は家に入り加藤大介は慌てて庭から逃げ出してしまう.それからが大騒動で部屋の中では二人の女の罵り合いと組んずほぐれつの喧嘩である.折りから雨の音がして猛烈な雨が降っている中妾の女は庭から逃げ出していく.雨に打たれながらも高峰秀子は自信に満ちた顔で道を行き雑貨屋で番傘を買い電話を借りて店に電話する.小僧が出るが腕利き職人の仲代達也を呼んで旦那がまだ戻ってなければ店を閉めて温泉に行こうと誘う.小僧も連れて来いと云う.

この映画のクライマックスのこの素早い展開は圧巻である.先ずは人力車から降りた高峰秀子が気付くのは、

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人力車に乗り込もうとしている加藤大介である.

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帽子でそれと解る加藤大介の乗った人力車に後からもう一台人力車が追ってくる.このカットで滑走する人力車に相応しく音楽が入る.

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そして切り返しで二台の人力車が行く.今度は前に行く車がフレームアウトして一台になったら、

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このように寄りの写真で高峰秀子が夫を追っていると分かる.このタイミングは正に絶妙である.

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次のカットは加藤大介の後ろ姿が路地の奥に向かって遠のいていくところ.

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切り替えされると今度は引きで路地に右手奥から高峰秀子が入って来る.この辺りのタイミングも素晴らしい.

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加藤大介が歩いてきて奥にいる女性とすれ違って一軒の家に近づく.この女性は離れたところで一瞬振り返ってちらりと加藤大介に視線を送るのでこの近所で加藤がどう思われているかが暗示される.こういう演出は心憎い.

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家の中には三浦光子がいる.罐詰屋の上原謙と結婚していたとき上原が憂さ晴らしに通っていた女性で、少し前にこの女が加藤大介に言い寄るシーンがあるのでなるほどこの女を囲うことにしたのかとここで分かるのである.彼女は玄関の空く音に誰が来たかと思う.

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キャメラは引きに変わって彼女が座敷から奥に行って嬉しそうに加藤大介を玄関口で迎える.彼女は彼の鞄を持って座敷に戻って来て帽子を掛けた加藤は後に従い彼の服を掴んで着物に着替えさそうとして、

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アップになって着物を挟んでじゃれつく二人.その時玄関で音がして彼女は女中かと名を呼ぶ.

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高峰秀子が勢いよく玄関の引き戸を閉めご免下さいと呼ぶ.

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玄関を覗いて入ってきたのが高峰秀子と知り加藤大介に目配せする.加藤大介は慌てて奥に逃げ出す.

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加藤大介の慌てふためく表情の後キャメラは彼が廊下に出て障子の影に隠れる所を追いながら鞄を取るように囁く所を映す.

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カットが変わって加藤が庭の下駄を履き鞄を受け取る.

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切り変わって玄関を気にしながら庭の奥の木戸から加藤大介が逃げて行くのを見送る.そして振り返ると、

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高峰秀子が部屋入って睨み付けている.一部始終見られたようである.

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切り返しで、一瞬たじろぐが度胸を決める三浦光子.辺りを見回す高峰に愛想笑いを浮かべて良くここが分かったねと声を掛けて座る.

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高峰は座らず上から見下ろして禿の上に良く丸髷が乗っかったなと敵意を表す.

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見上げながら一度お前さんにあって話したかったと三浦光子.

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横から二人のショットで高峰は中腰になる.へー、お前のようにひもじい女は大嫌いなのだと高峰.

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画面が変わり裏木戸から逃げた加藤大介が家の正面に廻り家の中の様子を窺う.この時も近所の婆さんが彼の様子を不審に思って見ている.

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画面がまた二人の女に戻り、もっと大事にすれば良かったのに、そんなだから捨てられると三浦光子.

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あんな髭達磨くれてやるからお礼を云いなと高峰.

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おつな口上だねと三浦.

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高峰の方が最初に手を上げて三浦の頭を押さえ込む.

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何かの拍子に火鉢の鉄瓶が零れて灰神楽(はいかぐら(が舞い悲鳴を上げる三浦.

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三浦光子はそこらのものを掴んで投げつける.

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投げたものは高峰秀子に当る.

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尚もものを投げつける三浦に高峰は飛びかかり逃げようとする三浦を抑え、三浦は廊下の奥まで逃げて箒を掴んで立ち向かう.

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女二人が相争う中玄関から加藤大介が入ってきて靴を掴んで逃げる.こういう演出で滑稽味を出している.

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三浦が箒で叩くが高峰の腕力が勝っていて箒は高峰に奪われてしまう.

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容赦なく高峰は箒で打ち据える.

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相手が弱ったところ箒は捨てて今度は馬乗りになって素手で打ち据える.

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物音に近所の人が空いたままの玄関に野次馬でやって来る.

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ぐったりしている相手を今度は足蹴にすると三浦は堪りかねて縁に逃げると雨音がしてきてその雨の中庭へと三浦は逃げ出して木戸から出て行く.雨音に音楽が被さり高峰は部家に戻って座りもせず横切って、

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画面が家の正面に変わると玄関からばらばらと野次馬が逃げる後から高峰が出て来て雨の中毅然と歩みを続ける.

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彼女は激しく降り続ける雨の中をものともせずに歩み続ける.

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ふと傍らの軒下に入って何事かに思考を巡らしているが、

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考えが纏まったのかまた雨の中を歩くが今度は道筋の店を見ながらである.

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彼女の入った店は雑貨屋で番傘を一本所望する.

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その店で彼女は電話を借りて自宅に電話する.

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ここまでで写真は用意しなかったが、電話に出たのは店の小僧で直ぐに腕利き職人の仲代達矢に変わって貰い、旦那がまだ帰っていないなら丁度良いから店は閉めてしまえと云う.そして店を他に持つがあなたにやって貰いたい、その相談に温泉に行くから小僧も連れてくるように云う.仲代はニンマリとして万事承知し、高峰秀子は傘を差しその雨の中歩む後ろ姿で映画は終わる.

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